働き方改革のせいで残業時間が厳しくなったり、その割には仕事量が変わらなくて困っていませんか?
私の周りの人も働きにくそうにしている姿や、ストレスを軽減するために始まったはずの働き方改革のせいでストレスをより感じてしまっている人見かけます。しかし、中には効率良く仕事をしていて実績を残していたり、元々残業が少ない社員もいますよね。
仕事が出来る人の違いは何かと考えていた時に、ビジネスパーソン向けの本で5万部を売り上げている『トップ5%社員の習慣』が気になったので購入することにしました。
この本を読むことで、トップ5%の社員の思考や行動、また、5%の社員がやらなくて、95%の社員がやってしまっている事、また働き方改革の本質について知る事が出来ます。
こんな人におすすめ
- 成長、成功をしたいと思っているビジネスパーソン
- 社員の働き方を改善したい管理職
- 働き方改革で社員の働き方について考えている経営者
『トップ5%社員の習慣 著:越川 慎司』の概要
著者の越川さんが代表を務める株式会社クロスリバーが、数百社のの企業に対して働き方改革の支援を行った中で、『5%の社員』とそれ以外の『95%の社員』の働き方をリサーチした結果を教えてくれる本です。
会社が違っても5%の社員の行動や考え方は似ている部分があり、それらが仕事が出来るビジネスパーソンの働き方の結論として書かれています。5%の社員の習慣と自分の習慣とを比べながら、見習って行動をすることで5%の社員になる事が出来る非常に有意義な本です。
私が『トップ5%社員の習慣』を読んで学んだ事・感じた事
- 見習うべきトップ5%社員の思考
- 見習うべきトップ5%社員の行動
- 95%の社員がやってしまっている残念な事
- 働き方改革の本質について
見習うべきトップ5%社員の思考
過程よりも結果を重視する事に重きを置いています。これは当たり前の様で実は出来ていない事が多いです。例えば、資料を作成するのは、契約等の結果を納める事が目的なのに、資料を作成することが目的になっていたり、資料作成に時間が掛かった後、結果に結び付かなかったとしても、頑張った結果だから仕方が無いと考えてしまう社員が大半だという事です。
契約に結び付かなかった事は失敗と考えて、問題点の修正やフィードバックを行い新たな結果を出そうとする必要がありますが、それには目的と結果を重視した思考になる事が大事です。
見習うべきトップ5%社員の行動
完璧を目指さない、アウトプットする習慣を持っている、意見、フィードバックを貰う事を大事にしています。完璧を目指さないと言うと悪いイメージを抱くかもしれませんが、行動が早く、修正を繰り返しながらクオリティの高いものを作ります。
完成度が20%で意見を求める為、求められている内容との差が早い段階ですり合わせができ、おのずと修正する時間が短くなります。結果を出す事が仕事だと認識しているがための行動だと思います。
95%の社員がやってしまっている残念な事
作業自体を目的にしてしまい作業の充実感に浸ってしまいます。長時間掛けて見栄えの良いそれっぽい資料を作って満足をしていまうのです。仕事の目的をはき違えてしまっているので、結果に繋がりませんし、資料のフィードバックも行わない為、次の仕事にも繋がりません。
働き方改革の本質について
働き方改革は、『会社の儲け方改革』と『個人の稼ぎ方改革』だと著者の越川さんは言っています。残業時間を減らす事が目的では無いですが、社員の中には残業時間を減らす事が目的だと勘違いしてしまっているから改革に反対をしてしまう人もいます。
労働時間から評価され儲けを出すという事では無く、会社の儲け方や判断基準も改革する必要があり、社員に関しても浮いた時間でスキルアップや新しい事への挑戦する時間だと認識をしてレベルアップをしていく必要があります。
リモートワークも労働時間で評価をせず、結果で評価をするという働き方改革には重要な要素だと思います。
働き方改革と言われて5年以上経ちますが、全ての会社が上手く行動に移せているわけでは無いと思います。単に残業時間の心配ばかりをしている会社もあると思います。しかし、優秀な5%の社員は短時間で成果を出せるように思考や行動を変化させながら対応していっています。この本から、5%の社員の習慣を真似して働き方を変えていく必要があるという事に気づく事が出来ます。
そして、読書もそうですが知識を得るだけでは何も意味が無いです。行動に移してようやく変化が訪れるので、まずは本書の内容を行動に移していきましょう!
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