マーケティングの本を読みたいけど、何を読めばいいのか分からないと感じる事はありませんか?ドラッガーは古いのか?や最新の技術に実績はあるのか?と思って、本を手に取るのを躊躇してしまう事もあると思います。
『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた』は良書を集めてしかもポイントをわかりやすくまとめてくれているので、読む本に悩んでいる人にはおすすめの本です。有名企業のマーケティングやコンサルタントについても広く学ぶことが出来ます。
たくさんの本を読みたいけど時間が無いという方は、まずはこの本を読むことをおすすめします。
こんな人におすすめ
- 世界のマーケティングについて知りたい人
- マーケティングの要点を知りたい人
- 本を読む時間が無いビジネスパーソン
『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた 著:永井 孝尚』の概要
新旧問わず、マーケティングについて重要な本50冊の要点を分かりやすくまとめてくれている本です。時代の変化で本の内容に違和感があるような部分についてもかみ砕いて解説してくれています。
1冊あたり5分程度で読めるので時間効率も良く、コストパフォーマンスも非常に高い一冊です。
また、著者の永井孝尚さんはマーケティング戦略コンサルタントでもあるので、本の内容と本人の経験を絡めた非常に参考になる内容になっています。
私が『MBAマーケティング必読書50冊』を読んで学んだ事・感じた事
- 新しいアイデアは既存知と既存知の組み合わせ
- なぜスタバは広告を出さないのか?
- 手間が多くなると顧客が離れる
新しいアイデアは既存知と既存知の組み合わせ
『アイデアの作り方』に出てくる言葉ですが、新しいアイデアは悩みに悩んで突然パッと出てくるものでは無く、既存のアイデアどうしを新しい組み合わせによって生み出されるものだという事です。
例えば、携帯電話とパソコンを組み合わせてスマートフォンが出来たような感じです。しかし、一般的にはスマートフォンはとんでもない新しいアイデアだと感じますし、そのような発想は真似が出来ないと感じてしまうかもしれませんが、実は誰もが考えられるチャンスだったというわけです。
最新の技術や、サービスにも新しいものはたくさんありますが、それも既存知と既存知の組み合わせだと考えると、私たちにも新しいアイデアを生み出せると感じ刺激になりました。
なぜスタバは広告を出さないのか?
メディアなどに広告を出す事がマーケティングに必須だと思っていましたが、スタバはテレビCMなどもほぼ見ません。
スタバは、店舗でのスタバ体験がマーケティング活動だと考えているので従業員、店の雰囲気、もちろんコーヒーこそがマーケティング活動なのです。店舗が気に入って常連になるお客さんや、口コミの影響力でマーケティングに繋がっています。
お客さんと従業員によりブランドが保たれて、また行きたくなる特別な場所となる為、広告も無くセールなども無いです。広告やセールが頻発に行われるとスタバの客層も大きく変わってしまいそうです。
手間が多くなると顧客が離れる
Amazonで良く買い物をしますが、都合により返品したい場合はスマホで手続きをしてコンビニに持っていけば良いだけなので非常に楽です。当然安心して利用できるし、またAmazonで買い物をしようと思いました。
顧客努力を無くす事で、顧客の満足度を上げる事が出来ますし、新規顧客にもつながります。電話の問い合わせに時間が掛かったりする場合も、次回は違う会社にしようと思う事も非常に多いと思います。いかに簡単に短時間で対応できるかというのは、当たり前の事ですが、簡単では無く、うまく対処できていない事も多いと感じました。
私はビジネス書を一冊読むのに10時間ぐらいかかりますが、この必読書50冊を1冊にまとめてみたはたくさんの本の要点を短時間で知る事が出来るので非常にありがたいです。しかも単に要点をまとめただけで無く、著者の経験も解説に入れてくれているので、本を読むだけでは得られない異なった意見も得る事が出来るのもこの本の良いところです。
是非読んでみて下さい!
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