お金から考える人生設計
税金はどんな種類のものがあるのか?そのお金はどうなっているのか?
投資とは何か?利益が出るのか?どういう原理で儲けるのか?
経費とは何か?領収書を貰っている人は何の為に貰っているのか?
などの理由が知りたくなり、今さらながらお金の事を知ろうと思い、【お金の超基本】を読みました。基礎的な事だと思いますし、もっと詳しく勉強することはあると思いますが、ほぼ何も知らなかった私が読むと、税金の事などお金の事について理解できるようになった事が多いです。
そして、知らなかった事については絶対に知っておくべきことだと感じたので、もっと早く読んでおけば良かったなと思います。あなたも読んで損は無いです。
お金の話をすることは悪いイメージがある方も多いと思います。特に日本ではそういう教育を暗にされてきたように感じます。
しかし、死ぬまでに必要なお金や、年を取ってからも働き続けなければいけないのか?といった将来の現実。年金がいくら貰えるかなどは計算すればわかる事です。現実逃避のように後回しにしがちですが、気付いた頃には遅いという事もありますので計算しましょう。
その結果、自分に必要な事、足りない事、もしくは十分すぎる事も分かるので働き方なども変わる可能性もありますし、人生設計も変わってきます。
お金の機能と働きを分解する
【お金の超基本】はお金の機能として、
稼ぐ・納める・貯める・使う・備える・増やす
という項目に分けて解説してくれています。
その中でも興味があったのは、納めると増やすでしたのでそこをメンションしていきます。
消費税は分かりやすいですが、住民税や、所得税などはどういう計算で算出されているのか、フリーランスの税金は会社員とは違うのか?といったところが気になっていました。
所得税と住民税の計算方法
まず、所得税も住民税も『収入』から算出されるので同じように考えて良いと思いますが、所得税は国、住民税は市区町村に収めるといった感じです。
計算方法として一年間の収入から仕事で必要になった必要経費と生命保険料控除等を引いた課税所得に税率をかけて算出されます。
一年間の収入ー必要経費ー所得控除=課税所得
フリーランスの方々が領収書などを大事にする理由としては、必要経費を算出しないと課税所得が多くなってしまうからですね。会社員の方々も生命保険料控除などを提出することで課税所得を減らす事が出来るので重要です。
住民税も課税所得を基に計算されます。
まとめとしては、所得の多い人ほど税率は高くなりますので、納める税金が高くなります。
お金を増やす投資という方法がおすすめ
お金を増やすというのは誰もが期待する事で、出来ればリスクが低くて短時間で、いつの間にかお金が増えているというのが理想だと思います。
ローリスクハイリターンしかも勉強もせずに。
無理です。
それは前から思っていたことでありますし、上手く行かないような気がしていました。しかし、お金はいくらあっても良いという考え方と、死ぬときに0円であるべきという考えを起点にするとお金との向き合い方も変わってきます。
老後に足りない分のお金を稼ぐと考えると、お金の運用の仕方が変わってきます。
本書には『お金を増やす基本は投資』とあります。
投資で一番先にイメージされるのは株式の売買で、買った時よりも高い値段で売り、差額の利益を得ることです。
しかし、株式の売買は元本割れのリスクがあります。投資でお金を増やすつもりがお金が減ってしまう可能性があります。これは大きなお金を得ようとしている可能性が高いのでリスクがあります。貯金に余裕があればこういう方法もあるかもしれませんが、なかなかそうはいかない人が大半だと思います。
銀行に貯金をしていれば利息でお金が増えるという時代はとうに終わっています。
その中である程度のリスクでお金を増やす方法として投資信託があります。そしてリスクの分散を込めて全世界株式のようなもの。
投資信託とは、投資家から集めたお金をプロが運用して利益を得るというものです。さらに全世界株式にすることによりリスクを分散することが出来ます。コロナ禍のような災害級に世界の経済に影響を与える場合は損失が出る可能性はありますが、一般的には、アメリカも中国もヨーロッパもインドもが同時に不景気になるという事は無いという考え方が基になっています。
手数料は掛かりますがプロが運営するのでリスクは低く利益に繋がりやすいです。しかし、長期的に考えての利益なので老後の足しにするぐらいの考えで投資をするというのが大事だと思います。
投資信託は、デイトレードのように毎日チェックする必要が無いという事も大きな部分ですね。
芸術にもクリエイティブにもお金は必要
なぜクリエイターの私がお金について深く考えるかと言うと、
腹が減っては芸術も生まれない
と言う言葉を聞いたことがあるからです。
次の日のごはんにも困っている状態では、芸術を生み出す余裕が無いという事だと思います。(全ての人に当てはまるわけでは無いと思いますが)
芸術、クリエイティブに全力で取り組める環境を作る為にはお金が必要です。少なくとも食べる事と住むことに頭の大半が使われてしまってはクリエイティブに注げるエネルギーが減ってしまいます。
大事なことは自分がやりたい事、芸術、クリエイティブな事。
その為にお金が足を引っ張らないようにする環境を作る事が大事だと感じます。
【お金の超基本術】お金について詳しく説明してくれていますし、読んでいるうちに自分を見つめ直すいい機会になったと思います。遅すぎることは無いので現実と向き合って将来を考える為にも是非読んでみて下さい。
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