イシューとはバリューのある仕事
イシューという言葉は聞きなじみがあまり無いですが、問題解決の方法では非常に大事な考え方です。コンサルティングや問題解決について学習をしようというのもありますが、イシューとは何か?という事に興味が湧いて読んだ本【イシューからはじめよ】についてです。
【イシューからはじめよ】は本の要約やYouTubeでもよく取り上げられているテーマで、頻繁に目にする機会が増えました。
解決すべき問題か見極める
まず、問題の解決にあたり、解決するべき問題で、答えが出せる問題なのか?そしてバリューのある仕事なのかを見極めて問題解決に向かうという事が大事です。
解決すべき問題が100個あったとしても本当に解決すべき問題は2、3個しかないと著者の安宅和人さんは言いっています。だからこそ解決すべき問題かどうかを見極めるべきで、問題解決に時間を掛けて意味があるか、答えが出るものなのかを考えるという事です。本当に今解決するべき問題なのかという事を考えるという事が大事です。
その中で仮設を立てるという事がとても大事で、その仮説の立て方によってはあいまいな答えになってしまったり、出した答えが本質を得ていないという事が発生してしまいます。
例えば、「○○の市場規模はどうなっているか?」というのは、単なる設問にとどまってしまい仮説とは言えない、仮設とは、「○○の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか?」という仮説を立てることにより答えを出し得るイシューになるという事です。この仮説から考えると求めるデータが明確になりはっきりとした答えが出せるようになります。
膨大なデータを集めて答えを出す事は時間も時間もかかりますが、仮設を立てることにより収集するデータも明確になり集中することが出来ます。
根性に逃げるな、価値のあるアウトプットが大事
その中で、時間を掛けて問題に取り組むという考え方は良いイメージがあるが、それは根性に逃げている問題解決の方法なので、作業を始める前にきっちりとアウトプットする内容を決めてから走り出すという点に考え方を変えさせられました。
新入社員の頃はゴールも分からずに何となく作業を始めてしまい根性で時間を使い答えを出そうとしてしまうものです。私にもその経験はあります。全力で作業に時間を使い決まっていないゴールにひたすら走ってしまったという事です。しかし本来は、仮設を立ててゴールとなるアウトプットを見極めて作業をすることが必要です。この根性に逃げないというのは私にとって大事に言葉になりました。
イシューの解決には仮設を立てて問題を分解していく事も大事です。分解することにより、解決すべき重要な問題を見極める事が出来るし、データを比較するにしても収集するデータ何なのかも明確になります。
イシューの解決とクリエイティブ
唐突ですが、私は動画制作の中でもストーリーを考えるのが好きです。エンディングをに向かう為にオープニング、問題発生、問題解決という点を意識します。
問題解決もストーリーラインを考える事が大事だと本書には書かれています。問題解決という自分が提示したいエンディングを迎える為には、どのように仮設を立ててオープニングとし、どんなデータを比較して答えを出していくかという事です。脚本に似ていると本書に書かれています。
私にはとてもしっくりときた考え方だったので、自分のイメージに当てはめる事が出来て行動に移せる自信にも繋がりました。それは、いきなり動画を撮り始めるのではなく、脚本を考えて絵コンテにし、そこから撮影を始める。
イシューもまず行動を起こして闇雲にゴールを目指すものでは無く、まずは状況を見極めて解決に向かって行くという点を理解できたと思います。
まず立ち止まって本当に必要な事は何か?今すぐ行動に移すべきことなのかを常に頭におくという考え方が身についたので問題解決のみならず、クリエイティブ、日常生活の中でも取り入れていきたいと思います。
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