動きのある写真撮影の面白さ
走っている人、飛んでいる人、スポーツのカッコいい瞬間を、躍動感も含めて撮影すると、他とは変わった雰囲気の写真が撮影出来ます。
動いている人やものを撮る時は、素早いピントの合わせや、いかにブレないように手元を固定して撮影すると思います。
連写モードを使って、決定的瞬間を狙って撮るのも面白いです。
これは、連写モードをつかって複数枚の中から一番ブレが無く空中で止まっているかのような写真です。
私は、この連写で撮影するのもとても好きで舞台等の迫力のある写真を撮ったり、アクションシーンのような写真を撮ったりしました。
連写の面白みは、それこそ決定的瞬間を収める事が出来る事だと思います。
それを踏まえつつ今回は、動いている被写体を追いかけながら撮影するという方法について説明します。
動きのある写真撮影の方法
撮影方法としては、被写体の動きにカメラをフォローしながらシャッターを切るという事です。
とても簡単な事ですが、カメラの設定に少し工夫します。
連写では無くて、ワンショットにします。これは、シャッタースピードを下げて背景をブレさせてスピード感のある写真にしたいからです。ピントも固定しておきます。
また、シャッタースピードを下げる事により日中の撮影の場合は白く飛んでしまう可能性もあるのでNDフィルターが必要になる事もあります。
これで撮影すれば、こんな感じの写真になりますが、実はこれは普通に走っている写真ではありません。
F:4 S/S:1/25
普通に走っている写真だとこうなってしまいます。
そうです。普通に走っている時は腕を振っているので腕がブレすぎて写真に写りません。
先程の写真は作られた走っている風の写真を撮りたかった為、腕は振らずに固定して走っています。
しかし、写真の写り方としてはこっちの方が自然で見せたい写真が撮れていると思いませんか?
レタッチするとこんな感じに仕上げられます。
この撮影方法にはさらなる可能性があって、背景に街灯や照明等があれば光が横に伸びた面白い写真が撮れると思います。
次回は、照明やストロボにこだわった写真を撮ってみたいと思います。
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