【Vrew】を使って文字起こしを自動化する
Youtube等の動画で文字起こしをしてテロップを付ける作業は、動画制作の中でも一番大変な作業の一つです。
私の作業が遅いのもありますが、5分の動画を作るのに2時間以上の文字起こしの時間がかかっていました。
どうにかならないかと思っていた時に出会ったのが【Vrew】です!
人工知能を活用したVrewは動画を読み込ませるだけで音声を文字に変換してくれます!
完璧な変換では無いですが(動画の音質にも左右される)0からの文字起こしに比べると格段に楽になります。しかも無料なので試してみる価値ありです!
【Vrew】のインストール方法
【Vrew】はWeb上で動作するアプリなので、インターネットに接続している必要があります。
ダウンロードはこちらのHPから
無料ダウンロードを押すだけで簡単にダウンロード出来ます。
私はWindowsユーザーですが、Appleでも動作します。
インストールするとデスクトップにショートカットを作る事が出来るので、簡単に始められます。
【Vrew】の簡単な使い方
【Vrew】を立ち上げるとこんな画面が立ち上がります。使い方は簡単で、
・動画の読み込み
・文字起こし待ち
・テキストの出力
だけです。
【Vrew】を開いたら、新しい動画で始めるを選択して、文字起こしをしたい動画を選択し、言語が選べるので、日本語を選択してから確認を押すと分析が始まります。5分ぐらいの動画であれば1分もすればこんな感じでテキストにおこしてくれます。
このテキストを書き出して、動画に組み合わせていきます。
私は、Premiere Proを使用していますので、Premiere Pro形式での書き出し方法と、動画に適用していく方法を紹介します。
①【ファイル】→②【他の形式でエクスポート】でPremiere Pro xmlを選択します。
③フレームレートは原本動画と同一
④改行せずに一つのレイヤーに入れるを選択しておけばまず間違いなく書き出しに成功します。
最後にエクスポートを押すと、書き出しファイルが作成されます。
【Vrew】のテキストをPremiere Proで使用する方法
【vrew】で書き出したXMLドキュメントファイルをPremiere Proに読み込んで、①読み込んだファイルを開くと、動画と②テキストが確認できます。
②のテキストを選択して、編集しているシーケンスに持っていけば簡単にテロップを付けることが出来ます。
【Vrew】の文字起こしの精度は完璧では無いのでここから修正をしていきますが、0からの文字起こしよりは作業量が半分ぐらいになります。【Vrew】に文字起こしをしたい動画を入れる時は、音量が小さいとうまく認識してくれない事が多いので、私は音量を少し上げて上げてから【Vrew】に読み込ませるようにしています。
【Vrew】内でも字幕の修正をすることが出来るので、修正後に書き出しても良いのですが、YouTubeの動画は演出上、テロップのサイズを変えたり、フォント、カラーを変えて調整することが多いので、Premiere Pro上で調整する方が良いかと思います。
派手な演出以外の平常時のテロップというのもあると思いますが、同じフォントを一括で適応する方法も紹介しておきます。
Premiere Proでフォントを一括変換する方法
①ベースになるフォントや色を決めて、②スタイルを選択して保存します。
(テキストのサイズを変える時は、③のテキストのサイズを変えないと他のテキストに反映されないので注意してください)
新規テキストスタイルの名前を適当に決めてOKを押します。
プロジェクト内に保存した①テキストスタイルが出て来ます。
①テキストスタイルを②適用したいテキストにドラッグ&ドロップすれば、一括でフォント、サイズを変更することが出来ます。
これでPremiere Proによる動画編集の作業時間は一気に短縮出来ます!
【Vrew】を使って動画編集をしたYouTubeも是非ご覧ください!
無料で使える【Vrew】で文字起こしの時間は半分になる
【Vrew】の問題点を上げるとすれば、文字起こしが完璧では無いという部分でしょうか。動画を読み込むだけでそのまま使える事はほぼ無いので、後から修正が必要です。
しかし、無料で使えると考えると動画制作には欠かせないほど非常に役立つアプリです。0からの文字起こしを考えると半分ぐらいの時間で作業が終わります。(環境によってはもっと早くなることもあります)
今回は、【Vrew】の文字起こし機能とPremiere Proに読み込んで使う方法について解説しましたが、【Vrew】には簡単な動画編集の機能もついているのでこれだけで動画編集を完結させることも出来ます。なんという素晴らしいアプリでしょうか!
一度使うと離せなくなる、無料で文字起こしが出来る【Vrew】を是非使ってみてください。
また、便利な使い方があったらぜひ教えて下さい!
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