「月が綺麗ですね」と訳した夏目漱石
「I LOVE YOU」を夏目漱石は
「月が綺麗ですね」と訳した。
コピーライターでもある著者の阿部広太郎さんが好きですと、本の中で紹介してくれている言葉。
私もこの一文が好きになり、この本にしっかりと心を掴まれました。
【コピーライターじゃなくても知っておきたい 心を掴む超言葉術】は
前田高志さんの本【勝てるデザイン】の中で紹介されていたのですぐにAmazonで購入した本です。
言葉とコミュニケーションの大事さ
本の内容は著者の阿部広太郎さんの仕事であるコピーライターの仕事を通じて
言葉の面白さ、表現の仕方の違い、感じ方が異なる言葉の面白さなどを教えてくれている本です。
伝えたいことは文字数を増やせば良いというものではなく、受け取る側に立って、伝えたい人に向ける言葉が本当に伝わるかという部分を考えるべきだということです。
本の中で印象的なのは、阿部さんは言葉についての意味を辞書を引いて調べているということです。
言葉のプロならではなのかとも思いますが、自分が使う言葉に責任を持つため、
伝えたい事が明確に伝わるように辞書で調べて、伝えたい内容とは違う風に伝わらないように
意識しているように感じました。
私は普段の生活で辞書を引くことはありません。それは、伝わるであろう相手としかコミュニケーションをとらないし、雰囲気が伝われば何とかなるという風に生活をしているからです。
しかし、コピーライターの仕事は、誰が見るか分からない状況であったり、伝えたい人が明確に決まっている場合に理解してもらえるように表現を工夫する必要があるのかなと思いました。
コピーライターから学ぶクリエイティブな仕事について
仕事に限らずかもしれないが、興味がある事に力を入れて表現する場合に、いかに『自分事に出来るか』というのも心を揺さぶられました。
提案、企画をするときに、本当に自分がやりたい事か、全力で取り組める事か、他人ごとにして言い訳をしないかという所が俯瞰で見たときにでもブレが無ければ、突き進めることなんだと心に強く残ったし、考えを改めるきっかけになったように思います。
この本を読んで、言葉の面白み、大事さ、実際に言葉を使うテクニックのみならず、
クリエイティブな考え方のスタートからゴールまでを教わりました。次に活かします。
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