誰もが憧れるバズる文章を書き方を教わる
ブログ、SNS等、文章を書くならバズりたいと思いませんか?そう思って手に取ったのが、三宅香帆さんの【文芸オタクの私が教える バズる文章教室】でした。
タイトルが現代的で面白く、興味が惹かれますね。
内容は有名な著者のエッセイや本などの文章を用いて、
三宅さんが解釈して説明しているというものです。
また、引用した文章の技術を三宅さんが自分の文章に落とし込み、
文章の違いを見せてくれます。
面白いのは、間違った使い方をすると、ダサい表現方法になるというところも例に挙げてくれているのがとても参考になります。
引用している文章が、最近のものから、昔の純文学のようなものまであり、
本人が文芸オタクというだけあって本の紹介をしてくれているかのようで、
読んでみたくなる本もたくさんありました。
良い文章の書き方は読み手になった気持ちで
なんとなく本を読んでいるだけでは、
気づか無いようなバズる技術を紹介してくれています。
一番印象的なのは、読む側のリズムです。
読点一つで、読み手のリズムが変わり、
そのために読みやすくなり、次から次へと文字を
目が追っていく感覚になるということを説明してくれていて、
全くその通りのリズム感で読んでいることに
面白味がありました。
また、書き手と読み手は常に一対一という事も、納得がいきます。
同じ本を二人が同時に読むこともある?
とも思ったのですが、
それでも本の中の世界には一人だけだという事を知って腑に落ちました。
心に残る文章の書き方を実践する
文章を書くという事は、
バズらせることだけが目的では無いと思いますが、
人に見てもらいたい文章は、
読んでくれた人に少しでも残って貰いたいものです。
そのために文章を工夫しているという事に気づかされた本であり、
その工夫をかみ砕いて説明してくれているのが
とてもありがたいです。
文章を書くときは、文字の羅列により、読み手に委ねるばかりではなく、
書き手の表現方法にも工夫を凝らしていくべきだと感化されました。
ブログを書いている時も、出来れば読んで貰いたいという気持ちが強いです。その為に気を付けることは、読み手の立場で文章を書くという事も大きいと思います。
これは、表現する場では大事な事だと思っていて、自己満足だけで終わらせないようにすることがまずは大事だと思います。
いつかは、自分の表現したい事が周りに伝わるようになる事が理想ですが。
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